賞与支払届とは?ボーナスの社会保険料を届け出る書類をやさしく解説

ボーナスは出したのに、その後の届出をうっかり忘れそうになるとき

夏や冬に賞与を支給して、ほっと一息。でも、賞与にも社会保険料がかかり、別の届出が要ることをつい忘れがちです。「給与のときみたいに天引きすれば終わり」ではないのか、と不安になりますよね。

賞与支払届とは?ひとことで言うと

賞与支払届とは、従業員に賞与(ボーナス)を支払ったときに、その金額を年金事務所へ届け出て、賞与にかかる社会保険料を計算するための書類です。 正式には「被保険者賞与支払届」といいます。ざっくり言うと、「今回これだけのボーナスを払いました」と知らせて、保険料を確定させる手続き、と考えると分かりやすいと思います。

担当者が支給したボーナスの大きな封筒を計りに乗せて、その金額をもとに保険料を量り、届出用紙に書き写そうとしている様子
払ったボーナスの額を届け出て保険料を確定する書類

現場ではどこで使う?

賞与支払届が出てくるのは、主にこんな場面です。

なぜ大事なのか

賞与支払届をきちんと出すと、賞与にかかる社会保険料が正しく計算され、本人の年金記録にも反映されます。 賞与にも給与と同じように健康保険・厚生年金などの保険料がかかります。届出には期限があり、一般に支払日から5日以内とされています。出し忘れると保険料の計算や納付がずれ、後から修正が必要になることがあります。

具体例で見る

たとえば夏に賞与を支給したとします。支給額をもとに、1,000円未満を切り捨てた「標準賞与額」が決まり、それに保険料率をかけて保険料が計算されます。 本人ぶんは賞与から天引きし、会社ぶんとあわせて納めます。なお標準賞与額には年間や1回あたりの上限が定められているため、高額の賞与では計算が頭打ちになることもあります。料率や上限は変わることがあるので、最新の値は公式情報で確認します。

つまり現場では?

賞与支払届を出すということは、「支給したボーナスの額を集計し、保険料を計算して、期限内に年金事務所へ届け出る」作業です。給与の月次処理とは別に発生する、賞与のときだけの手続きです。

知らないとどう困る?

賞与支払届を知らないと、賞与から保険料を引き忘れたり、届出をせずに納付がずれたりします。 あとから不足ぶんを請求されたり、本人の記録に反映されなかったりと、修正の手間が増えます。料率・上限は改定されることがあるため、迷ったら最新の公式情報や年金事務所、社労士に確認すると安心です。

よくある勘違い

明日やるならこれ

次の賞与の「支給日」と「届出の期限(おおむね5日以内)」をカレンダーに書き込み、賞与計算の手順(標準賞与額の出し方・天引きする保険料)を1枚にまとめておきましょう。毎回の賞与でそのまま使えます。

ひとことで言うと

賞与支払届とは、払ったボーナスの額を届け出て、社会保険料を確定させる書類です。

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本記事は一般的な実務情報です。賞与の保険料率や上限、届出の取扱いは、制度改正によって変わります。最新の取扱いは日本年金機構・所轄の年金事務所など公式情報でご確認のうえ、最終的な判断は社会保険労務士等にご相談ください。